8月2日、氏子様より依頼を受け忠魂碑前にて霊祭を斎行申し上げました。
霊祭とは、仏教における法要にあたる行事で、大きく2つに分けられます。故人が亡くなった日から10日目に斎行する十日祭、50日目に斎行する五十日祭、100日目に斎行する百日祭を「霊前祭」と呼び、一年祭、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭、三十年祭、四十年祭、五十年祭と、その年の故人の命日に斎行するものを「祖霊祭」と呼びます。仏教の法要は三と七に関する日に執り行われますが、神道の霊祭は五と十に関する日に執り行われます。
神道では、故人の御霊は守り神となり子孫を見守り続けるとされています。日本では神仏習合の考え方によりあまり神と仏の違いを意識していない方も多いと思われますので、この社務日誌では神道と仏教の違いといった部分も時々取り上げていければと思います。
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